ダメ人間育成所♯

私の住んでる所は人口　10万人を超えている。

その市の　市役所　住民課の窓口のお話。

そこには　5～6人の女性が担当者としていらっしゃる訳ですが

･･････　プロです　･････

住民票などを取るために行くと　いつもその仕事ぶりに驚く

混んでる時も　空いてる時も　ともかく手際が良い

実例として　私が住民票を取りに行った時　私が書類を書き終えて

窓口の方に向いた瞬間に「住民票の方は　3番におねがいしまーす」

すごくさりげない言い方で　私に向けて言ってるのだろうが

それをあまり意識させない　言葉の発し方　というか

私も考えたのだが　多分彼女らは記入用紙の色などで　こちらの

用件を察知して先回りしているようだ。　更にはその後の連携

案内を声にしてくれた人に促されて　3番に目をやると

任せてくださいとばかり　私の方を笑顔で見ている受付の方

「住民票ですね　本人様だけと世帯全てのものと2種類ありますが
　差し支えなければどういった　ご用件にお使いになりますか？」

「あ････免許の裏書に使うのに警察署に提出します」

「では　こちらでよろしいと思いますので　ご用意いたします」

次は　住民票を発行する人　当然ここの連携も良い

阿吽の呼吸で　私の書いた書類を渡すと仕切りの裏に消える

「少々お時間頂きますので　お掛けになってお待ちください」

促されるまま　席に座ると間もなく　会計の方が私の番号を呼ぶ

私は裏から住民票が手渡される始終が見える場所にいたのですが

会計窓口の方は　やはり　私の方に緩やかな視線を送って

一呼吸おいて　私を呼ぶ　････　優雅だ　（笑）

これは　空いているからではない　混んでいても大体誰が

何の書類を申請して待っているか　彼女ら殆どはほぼ把握している

そして常に先回りし　こちらに視線を送るのである




今回は待ってる人がいなかったせいもありますが　私が記入書類を

窓口に手渡してから　3分弱の話であります

この　一連の流れを　彼女たちは　アイコンタクトで淀む事無く

こなしていく　いつ行っても感心するばかりです。

私は彼女たちに　職人の域を見た。

地域が公表できれば　全国から視察に来てもらいたいくらいな

ハイレベルな仕事ぶりです。