ダメ人間育成所♯

思い起こせば約３０年。　パチンコと共に生きてきた。

良い事も、悪い事もあった。　

私が初めてパチンコをしたのは確か18の冬だったろうか

地元では先輩方が通い詰めるのを横目に、全く興味が無かった。

たまたま冬の失業期間、昔の仲間と遊んだ時に付き合いで打った。

あの時、負けていれば人生も変わっていたのかも知れない。

春、仕事が始まり地元に帰ると私も先輩方と通い始めた。

セブン機の出始め、スロットは1.5号機だった。　羽物も多かったなぁ。



スカーレット。これにはハマった。



羽物名機　キングスター

この時代、セブン機でも５万　羽物で２万くらいあれば十分に遊べた。



スーパープラネット　(*´ω｀)

この当時は何を打っても５万円あれば十分だった。

そして時代は変わり・・・・・




スーパーバニーガールとワイルドキャッツ　キャッツは連荘したなぁ。

パチンコだと麻雀物語、ダービー物語、綱取物語と連荘機がお目見え。

でも、この頃も５万あれば十分に遊べた。　ちょっと変わったのは

大工の源さんやモンスターハウスの頃かな。５万では少し心細い感がしたのは

もちろん、リターンも考えれば仕方が無い事かと思っていた。

私が引退を決意した理由の一つにはちょうどこの辺りから変わっていったのだと思う。

パチンコと言うものが。　長くホールに居た人間として　「遠隔」はあると思う。

但しこの場合、出さない遠隔ではなく出す遠隔。　昔のホールはとんでもなく突っ込んだら

ある程度戻してくれた。　１０万入れたら５万とか。常連の客を遊ばせてくれた。

あの頃の一発台なんか閉店１時間前からが勝負で、本当にギリギリ１分前まで

客が粘っていた。そして店も出していた。２０台中５台ほどが閉店５分前に

当たったりしていた。定量打ち止めで交換して５００円でまた当たったり。

店員さんに「よっしゃー捲ったでー」と喜び、「よかったですねー」と店員さんも返す

今では、昔の感覚で閉店１時間前とか打っていても「抽選してるのかいな？」

みたいな挙動。客もまばら。何というか血の通った部分が無い感がしみじみと

スロットは普段有り得ないくらいに無駄に上乗せし取り切れなかったり。

私はそれすら体験できませんが、最近はｗ

1995年からパチンコ人口は3分の1まで落ち込んでいるらしいです。

しかし、売り上げは半分弱までしか落ちていない。　

つまりは客単価、一人が負ける金額が増えているという事です。

そして、現在の「遊べるパチンコ、パチスロ(笑)」は時速2万円で

吸い込む。　パチンコMAX機では1000回転超えが並ぶ。

4R　8R単発で2000円程度出てまた1000回転。

スロットも天国ループしてもARTが入らないと追加投資。

30ゲームの間に200分の1程度のレア役を引く無理ゲー。

それは客足も遠のくというものです。

近代的なトイレや施設。そのお金はどこから出ているのか？と思うと

昭和の薄汚れたホールを懐かしく思う。私のやりかたでは勝てなくなった。

負け犬乙でいいです。立ち回りがとか言ってる人間もいつしか

最低限の客数になった時、立ち回れなくなる。そして産業は滅びるのです。

私は30年パチンコを愛した。　古くはコーヒーやお菓子を取り換えて

そして、2000円、5000円も勝ったと喜んで、5万入れて10万交換したと喜んで

もう今月は20万入れたけど今日は5万勝ったと喜んで

時代、時代と付き合って・・・・・残念ですが・・・・・・

引退します　(ノД`)・゜・。